ふるさと料理 その2
『ミズの一本着け』(五所川原市・76歳のおばあちゃん)
ミズ(ウワバミソウ)は、大蛇でも出そうな湿地に生える山菜で、主に茎の部分を食べる。
シャリシャリとした歯ごたえとヌメリ感が魅力。クセやアクがないことから、おひたしや和え物、炒め物、酢の物など、実に多様な食べ方ができるいったて重宝な山菜。
その食し方の一つとしてここで紹介するのは『ミズの一本着け』。

作り方は、太めのミズの茎を30cm程度に切りそろえ、皮を3、4すじ程度はぐ。それを塩の入った熱湯でくぐらす程度にさっと煮る。
緑鮮やかになったら熱湯から上げて冷水に浸す。ナイロンの袋に水、だし昆布、塩を半つかみ、タカノツメ(種をとって)を入れ、その中に冷水から上げたミズを一晩以上寝かせておけば出来上がり。
さっぱりとした舌ざわりと歯ごたえは酒の肴に絶品。
はぎ残していた皮を取り除きながら食べるときの〈間〉がなんとも言えない。

ふるさと料理
HOME
三五八(さごはち=糀)